車のホイールベースが長いと高速運転や長距離運転が楽、乗り心地が良いといわれています。ホイールベースは車を選ぶ際にも確認しておきたいポイントの1つです。
セダンは他の車種に比べホイールベースが長いといわれていますが、ホイールベースの長さによる影響や、ホイールベースの長いセダン車について紹介しましょう。
ホイールベースとは?
ホイールベースとは車を真横から見たときに、前輪の中心から後輪の中心までの長さをいいます。ホイールベースの長さによって、運動性能や後部座席の居住性に違いが現れます。貴人や幹部役員などを乗車させることが多いセダン車の中でも高級車はこのような利点から選ばれているのです。
また近年、自動車は大型化が進みセダン車のホイールベースはより長くなる傾向にあります。
ホイールベースが長くなるメリットは?
ホイルベースが長くなることで得られるメリットは、居住性の向上です。特に後部座席の足元のスペースが広くなれば、足を組みゆったりと座ることができます。足元が広くなれば荷物を置くこともできるようになります。数㎝の差でも、後部座席が広くなれば効果は大きくなります。
さらに直進の安定性が増し、高速道路などでは楽に運転することができます。車線変更の際にもゆったりとした動きになるので、余裕のある車線変更ができるでしょう。
ホイールベースが長くなるデメリットは?
当然ながら、ホイールベースが長くなれば小廻り性は悪くなります。フロントタイヤの切れ角の最大はサスペンションレイアウトによって決まります。サスペンションをいじっても最小回転半径を小さくすることは難しく、シンプルにホイールベースを延長すれば、それは回転半径が大きくなることとなり、小廻り性が悪くなるのです。
ホイールベースが長いセダン車では取り回しが厳しくなるのは仕方のないことでしょう。
ホイールベースの長いセダン車は?
車はどんどん大きくなる傾向にあり、トヨタクラウンでは、8代目は2,730mmでしたが、現行の14代目は2,850㎜になっています。
コアなファンが多い日産スカイラインは1980年に登場したR31型は2,615㎜だったのに対し、現行のV37型は2,850㎜。
ホンダアコードも現行の10代目は2,830㎜になっています。平均して2,850㎜前後になっていることがわかりますね。
最新の比較
車名 | ホイールベース |
---|---|
LS | 3.13m |
Sクラス | 3.11m |
7シリーズ | 3.07m |
シーマハイブリッド | 3.05m |
A8 | 3m |
5シリーズ | 2.98m |
Eクラス | 2.94m |
CLSクラス | 2.94m |
A6 | 2.93m |
A7スポーツバック | 2.93m |
クラウン | 2.92m |
フーガ | 2.9m |
フーガハイブリッド | 2.9m |
ES | 2.87m |
Cクラス | 2.87m |
S60 | 2.87m |
4シリーズグランクーペ | 2.86m |
スカイライン | 2.85m |
3シリーズ | 2.85m |
レジェンド | 2.85m |
A5スポーツバック | 2.83m |
S5スポーツバック | 2.83m |
アコード | 2.83m |
A4 | 2.83m |
カムリ | 2.83m |
S4 | 2.83m |
MAZDA6セダン | 2.83m |
アルティス | 2.83m |
IS | 2.8m |
クラウンセダン | 2.79m |
パサート | 2.79m |
GT-R | 2.78m |
S5 | 2.77m |
A5 | 2.77m |
MAZDA3セダン | 2.73m |
CLAシューティングブレーク | 2.73m |
Aクラスセダン | 2.73m |
プリウスPHV | 2.7m |
インサイト | 2.7m |
シルフィ | 2.7m |
プリウス | 2.7m |
インプレッサG4 | 2.67m |
A3セダン | 2.64m |
カローラ | 2.64m |
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